単純ヘルペスウイルスに感染、または初めて感染した後、体に潜んでいたウイルスが再活性化して症状が現れた場合に、皮膚や粘膜、特に、口唇・まぶた・鼻・性器などに小水疱が多発します。風邪・疲労などで全身の免疫機能が低下した場合や紫外線照射・レーザー照射などで局所の免疫機能が低下した場合などに再発しやすく、また、状態のよくないアトピー性皮膚炎などでは、広範囲にヘルペスが生じることがあります。
治療の流れと治療方法
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1.カウンセリング 医師とのカウンセリングの中で十分に話し合い、症状に合わせた治療法をご案内します。
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2.施術・検査 症状の程度に合わせた各種治療を行います。
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3.経過観察 症状をみながら、定期的に診察、治療を行います。
主な治療方法
抗ウイルス剤内服により治療します。頻繁に再発を繰り返す場合は、再発抑制療法(少量の抗ウイルス剤内服を長期間継続する)を行うこともあります。
治療に関するよくある質問
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ヘルペスの治療をしても赤みが消えません。
- 通常は一週間程度で沈静化します。しかし、症状が沈静した後も赤みや色素沈着が数週間から数ヶ月持続することがあります。気になる場合はご相談ください。
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ヘルペスが再発します。
- ヘルペスウイルスは神経細胞に潜伏感染しまするため、ウィルスを完全に除去することが大変難しいです。頻繁に再発を繰り返す場合は、再発抑制療法(少量の抗ウイルス剤内服を長期間継続する)を行いコントロールをする場合があります。
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発疹がなければ感染しませんか?
- ヘルペスの症状の初期には皮膚の違和感、ムズムズ感を感じることがあります。この段階でウイルスが皮膚や粘膜から排出されていることがあります。自覚症状があるときは感染予防に十分な配慮が必要です。