白癬菌により足の指や足の裏など皮膚の角質やその下の皮下組織が炎症をおこす感染症で、水虫・みずむし(足白癬)、たむし(股部白癬)、爪白癬、手白癬、体部白癬、顔面白癬、頭部白癬などがあります。
皮膚の新陳代謝よりも速く皮膚を浸食するため、自然治癒を期待できない皮膚疾患です。
治療の流れと治療方法
-
1.カウンセリング 医師とのカウンセリングの中で 十分に話し合い、症状に合わせた 治療法をご案内します。
-
2.施術・検査 症状の程度に合わせた各種治療を行います。必要に応じて定期的な血液検査を実施いたします。
-
3.経過観察 症状をみながら、定期的に診察、治療を行います。
主な治療方法
抗真菌剤外用にて治療します。水虫・みずむしは治らないと考えている方が多いですが、きちんとした治療を行えば治ります。しかし再感染しやすいので、治ったあとも予防的に定期的に外用をするのが有効です。爪白癬・手白癬・顔面白癬・頭部白癬・広範囲の体部白癬などでは抗真菌剤内服が必要となることがあります。
特に爪白癬のように長期間の内服が必要となる場合は定期的な血液検査によるモニタリングが必要です。
治療に関するよくある質問
-
水虫は完治しないのでしょうか?
- 水虫はきちんと治療を行えば完治します。ただし、まだ治っていないのに自覚症状がなくなったからといって治療を中止すると、白癬菌が残っていたりして再発することがあります。
-
水虫の治療にはどのくらいの期間かかるのでしょうか?。
- 足の水虫の治療は塗り薬で約4週間、飲み薬で約1週間で症状が改善し始めます。爪水虫では爪が生え替わらないと治りません。爪白癬のように長期間の内服薬が必要となる場合は定期的な血液検査によるモニタリングが必要です。
-
飲み薬を飲んだときは飲酒などできますか?
- 薬の種類によっては作用に影響があります。診察の際にご相談ください。
-
飲み薬に副作用はありますか?
- 主には胃腸障害などの副作用があります。診察時に詳しくご説明いたしますのでご安心ください。