水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染では水痘(みずぼうそう)になりますが、治癒した後も、後根神経節内にウイルスが潜伏します。このウィルスが、風邪・疲労や悪性腫瘍の合併、手術や放射線照射などを含めて、免疫機能が低下した場合に発症するのが帯状疱疹です。
ウイルスが再活性化されると神経節内で増殖し、知覚神経を通って表皮に達し表皮細胞に感染します。ここから更に表皮細胞で増殖し、赤い丘疹や水疱が神経に沿って帯状に出現します。帯状疱疹の発疹が治癒した後も神経が障害されることにより、後遺症として神経痛を残す(帯状疱疹後神経痛)ことがあります。
治療の流れと治療方法
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1.カウンセリング 医師とのカウンセリングの中で 十分に話し合い、症状に合わせた 治療法をご案内します。
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2.施術・検査 症状の程度に合わせた各種治療を行います。皮疹が広範囲の症例・痛みが非常に強い症例・運動神経障害などの合併症を伴う症例では入院治療となります。
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3.経過観察 症状をみながら、定期的に診察 治療を行います。
主な治療方法
抗ウイルス剤内服により治療します。皮疹が広範囲の症例・痛みが非常に強い症例・運動神経障害などの合併症を伴う症例では入院治療となります。帯状疱疹後神経痛の治療としては、ビタミンB12・鎮痛薬・抗うつ薬などを用いますが、治療に難渋することも多いため、場合によっては、ペインクリニックを御紹介いたします。
治療に関するよくある質問
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帯状疱疹はうつりますか?
- 「水ぼうそう」としてうつることがあります。 帯状疱疹は、自分の体内に潜んでいた水ぼうそうのウイルスが再び暴れだすことによって起こる病気です。これまで水ぼうそうにかかったことのないちいさなお子様などには水ぼうそうとして感染することがあります。
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帯状疱疹は再発はしますか?
- 再発することはほとんどありません。一度帯状疱疹になると、水ぼうそうのウイルスに対する免疫が強くなるためです。
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帯状疱疹は自然治癒しますか。
- 帯状疱疹は重症化する場合があります。必ず適切な治療を受けてください。ウイルスの攻撃によって神経に傷が残ると後遺症として神経痛を残す(帯状疱疹後神経痛)ことがあり、皮膚症状が治癒したあとも長く痛みが残ります。